
赤い、ただひたすらに赤い・・・。
よく目を凝らしてスープを見ると、厚いラー油と思しき油の
下に細かく砕かれた唐辛子が無数に浮遊しているのが確認できる。
問答無用の辛さが舌をビリリと刺激する。と同時に粒子の粗いザラリとした舌触りが。
それは先ほどラー油の層の下に見えた粗挽き唐辛子である。
この『北極』のスープの持つ鮮烈なまでの「赤」は多量に入れられた粗挽き唐辛子そのものの「赤」なのだ。
スープの構成比率はスープ3、粗挽き唐辛子7である。少々極端な比率であるが、このザラリとしたスープの感触は
そう思っても仕方がないインパクトがある。
つまりスープの中の人口密度ならぬ「唐辛子密度」が非常に高いのだ。
少しスープがとろみを帯びているのも、そう言う理由がある。